銀河英雄伝説@TAKARAZUKA

わたしにとっての運命の一作

 

「 銀河英雄伝説@TAKARAZUKA 」

 

凰稀かなめさんと実咲凜音さんのお披露目公演。

この作品がなければ、いま宝塚が好きなわたしはこの世に存在していなかった。

大袈裟かと思われるかもしれませんが、それくらいわたしにとっては重要な作品です。

前回お話ししたベルばらの後、羽根を背負っているところを観たい!と思ったわたしは、もう何かDVDを買ってしまおうと作品を調べ始めました。

その時に目に付いたタイトル、そしてこの公演は、実は風の噂で銀英伝を宝塚で演ると聞き、どうやったら観に行けるんだろうとチケット購入の方法まで調べた作品だったのです。

ラインハルト様はわたしの青春の一部。宝塚の舞台で銀英伝って何?と思い、ポスターを見て「ほ、ほほほほほほんもののラインハルト様だっ!!!!?????」と椅子からすっ転ぶくらい、凰稀ハルトに衝撃を受けたことは今でもいい思い出です。

ただ、わたしは舞台初心者、周りに頼れる知人もおらず、仕事が忙しかったこともあり、結局観劇は叶わずいつしか記憶の彼方に追いやられていました。

それを思い出し、なんの迷いもなくDVDを購入。

届いてすぐに観ました。もうあの時に一歩踏み出せなかった自分をぶん殴ってでも行かせてやりたいくらい最高だった。

わたしの青春の一部としてキラキラと輝きを放っていたラインハルト様が現実に現れた!ラインハルト様がここにいる!

ルックスは勿論のこと、ラインハルト様の繊細な面も、激しいところも、凰稀さんはしっかりと演じていて、もっと早く出会いたかったと心の底から思い、最後は感動してか悲しさからか涙が止まらなかったことを昨日のことのように思い出します。

サンセットバレーもとてもいい曲で、ラインハルト様のみならず、全ての登場人物がアニメから飛び出してきたようで、夢のような世界が広がっていた。

キルヒアイスが殉職するシーンはアニメでも何度も泣きながら見ていたシーンだったので、あのシーンも本当に泣けました。

 

オタクなんてのは簡単に心が満たされる。わたしの心を鷲掴みにするには十分すぎる理由でした。ほんとのほんとにラインハルト様だった……ラインハルト様……ラインハルト様……。

そこからはもう止まりませんでした。もっともっといろんな作品が観たいと思い、何かいい方法はないかと探した末に辿り着いたものが、スカイステージ。

ベルばらも銀英伝も母と一緒に観て、もっと観たいというのは親子の総意だったので、気が付いたら加入していた。

こういう時に自分が生粋のオタクであることを思い知らさせるのです。行動が早すぎる。

ここから少しずつ宝塚ファンとしての道をゆっくりと歩み始めました。

 

凰稀かなめさんは、退団されたいまでも一番好きなジェンヌさんです。

凰稀かなめさんがいなければ、凰稀かなめさんが全身全霊でラインハルト様を演じてくれなければ、きっと歩み始めることのなかったわたしの宝塚人生。

本当に感謝しています。大好きです。

(愛が重いタイプのオタク)